当塾概要
Where there is a will, there is a way.
英語のことわざです。やろうと思った人には、その道が必ず開かれるものです。いま、勉強を始めようと考えたみなさん。勇気を持って新しい毎日に、前進してください。
塾長 野口繁一
〒344-0021
埼玉県春日部市大場1290-18
TEL 048-736-4976
学友の理念
学問を友とし、生きる力をみがこう!
昭和54年(1979年)に武里で開校。以来約43年。学問を積むことが人格形成の柱となる確信し、学問を友として、子供達の生きる力を磨こうと指導にあたっております。
開校当初はベビーブームで、子供達は競争の中で生きていました。弱いものは置いて行かれる社会風潮の中で、「何くそ」とばかりに、逆転劇を引き起こすチャレンジ精神を、何とか塾生に持たせたくて、がむしゃらに日々を経てきました。やがて、スパルタ式も否定され集団競争は、個性尊重の飽食時代に、大きく変化してゆきました。教育意識の変遷に応じる形で、開校15周年目を節目に個別指導に転換しました。その転換年は平成6年(1996年)のことでした。
個別指導の原型は塾長がかつて、司法試験で経験した自己ベスト型の勉学形式でした。答案練習会が、常にスケジュールの柱になり、個々別々なスペースで得点を競う応個形式です。期せずして我が国の個別指導の草分け「佐々木式学習法」も発想は同じものです。当初は塾を対象とした「個別指導塾の運営」について講演を繰り返し開催していました。平成10年(1998年)まで4年で、せんげん台校、春日部校、ひばりヶ丘校と合計4校を運営しました。しかし平成17年には武里1校に立ち戻り、現在にいたります。
その年は、医学部を狙う生徒が2名。薬学、獣医学など高レベルの目標校を持つ生徒で体制を作っていました。初心に立ち戻り、「学友精神」を確立できましたのは、平成20年。以来、愚直な指導方針で、丁寧な指導と信頼の指導を実践しています。
授業形式は変わるとも一貫して「学友」精神は変わりません。学友では創立以来、独自に指導方針を打ち出しています。これが「ほめ」「認め」「励ます」3つの原則です。この原則の根底には、小、中、高校生の未成年者といえども、つねに彼等の人格に尊厳をおき、彼等の中に、生まれ持った天性の良さを見い出し、伸ばしたい、これを育みたいと考えているのです。教育とは「教える」のではなく、「はぐくむ」愛を持ってくり返し伝えてゆくことであるとの強い認識があります。ひとり一人が学問の楽しさに出会い、一生を学ぶ喜びで満たされ、充実した人生を送っていく事を切に願います。そして学友が、このご縁を得て、多少でもみなさんのお役に立てれば、学友存外の幸せです。
徹底個別という考え方 2022年度
わが民族の誇りは、教育国日本ということです。
一人の天才が多くの弟子をかかえて指導した方式とは根本的に教育の方式が違います。剣道やそろばんなど古来の習い事は、先生ではなく先輩が指導してきました。そこには級や段位や免許などお墨付きが信頼をつくってきました。そもそも農業国では、一家全員が同じ教養体力実力で、みなで田植えをしたり、作業をしたり。全員が同じ高レベルの能力を要求されたのです。欧米では戦闘が強いもの、文学が強いもの、料理が強いものなど分担された社会です(ギルドなどいい例です)。文化レベルは日本が断然高いです。こうして一人一人を丁寧に育み、世界でいちばん上品な人格教育を完成しました。つまり「徹底的に一人一人を面倒見る」そういう教育で、この社会をつくってきたのです。
いわば「徹底個別」。学友はこの精神を受け継いでいます。顧みますと、その歴史も古く、遠く足利学校時代にも、敵味方をこえ身分を問わず、学に集いました。のち中世では、鎖国の中、関の和算に微分積分、蘭学の医学など国内文化は発達し、およそ文化の高さは世界一の文化の高さにありました。これを、下支えしたのは寺子屋など徹底個別な教育体系でした。ところが、明治以降、近代に入り富国強兵の要請からヨーロッパ式の集団指導、中央集権体制となり、欧米の文明に一気呵成にならびます。徹底個別で培った基本的な素養が高かった日本人は集団指導の中でも頭角を現します。しかし、戦後、教育理念を失った集団教育は部民家教育へと暴走してしまいました。
生きる幸せとは何か。という視点でとらえるならば、明確に徹底個別の教育が優れています。学校でのいじめをはじめ、ゆとり教育への要請など集団教育の限界を前にして、時代は舵を切り始めたのです。
母親が、我が子を一心に抱きしめる「母性」に立脚した真摯な教育を「徹底個別」というとらえかたで、個別指導学友は実践してゆきます。
グローバル化とICTとアクティブラーニング
大学センター試験が廃止されることとなり、今大学入試を中心とした教育の基本が大きく変わろうとしています。
2050年の日本人口は8000万人規模に減少するという統計的な目安がこの改革の大前提にあります。出生率も上がらぬまま時間だけが経過するとなれば、人口減少はどうにもなりません。当然ながら日本の労働力は低下して、経済が低迷すると予測されています。その結果、このままだと現在の上場企業の半数は倒産すると予測されたのです。そこで国が考えたのは、外国人労働者を確保することで当面1000万人 将来的には2000万人を超える外国人労働者に、日本で働いてもらうと言う事です。更に人工知能
の進化が産業構造を変遷さます。
そのとき今の日本の子供達はどのポジションにつくのか、今回の教育改革はこのビジョンの中から行われているのです。 つまり、激動の時代を乗り切る子供達をつくりたいのです。
こうして「一生涯をとおして学ぶ」ことを学ばせる教育にシフトしています。こんな中、英語教育がまず、脚光をあびました。中学2年生で 英語を使ったプレゼンテーションをする能力が当面求められています。これは、かなり大変なことで今のところ現実感がありません。しかし、必要性は否応無しにやってくるのですから、対応せざるをえないのです。またプレゼン能力を高めるためにもアクティブラーニングが重視されているのです。
思考力・判断力・表現力
以上の3つは、文部科学省が提示した 子供達の必須能力の柱です。私にはどうも教育の柱としては違和感を持ちますが、上段の目的からすれば、世界市場で活躍する子供達。また国内で外国人労働者と対峙する子供達の未来シーンからは、当然な要求なのでしょう。
問題に対して、しっかり考え、行動に結びつく判断を伴う。そしてその方向を説明しチームを動かし、相手に理解させる。経済活動も、まあ、うまくいくのでしょう。いずれにしろ、かかる状況に対応して将来を生き抜かなければならない子供達に、いまから、できる限りの能力をつけておいてあげたいものです。
学友は・・・
人対人の教育にこだわります。タブレット授業をとりいれ、、パソコンでの管理指導をしても、あくまでも人間力にこだわります。指定の教材をていねいに仕上げてゆく中で、常に一冊のテキストを手にしながら、肌で感じる教育に徹しています。急速に進む文明進化の中で、最後まで残るものは、人間のぬくもりであると確信しているからこそ、形のあるものにこだわりたいのです。
また家庭学習にかわるものとして、自習時間を重視しています。家庭学習での問題点のなかで、ついつい子供の勉強態度に口をだしてしまい、せっかく勉強している状況をこわしてしまった経験は、どなたにもあると思います。ぜひ塾へ出していただきまして、帰ってきた時には「よく勉強したね。ごくろうさま」と、声を掛けていただけるような環境をつくってあげたいと考えています。
特に、個別指導で成績があがる典型的なパターンは、担当の先生と生徒に信頼関係がつくられ、「ぜひ、担当の先生にほめてもらおう」という動機ができたとき、さまざまな点で積極的に行動できるようになり、成績上昇をはたすのです。
知育・徳育・体育
文部科学省の目標以前に、日本には昔からの教育の柱がございます。それが知育・徳育・体育です。この中の知育の点で、ぜひ生徒さんの力になりたいものです。学校教育では、徳育・体育を大いに育む体制がございます。残された知育はどのように学校外学習を積むかで、大きく結果がかわってきます。学友は、お子様の知育教育に全力であたり、将来へのゆるぎない学力作りに貢献したいと願っております。